ごあいさつ
こんにちは、「きょうは指圧の日」清水指圧治療室です。
私たちは指圧の治療院を開くにあたり「きょうは指圧の日」をキャッチフレーズにしました。このフレーズには
「継続的な指圧で心身のメンテナンスを」
というメッセージを込めています。
東洋医学には「未病」という考え方があるのはご存知の方も多いでしょう。固まった病態としてはまだ表れていないけれども、なにか不調があると感じている状態。
心身が不調を訴えていても、現代社会ではあえてそれを無視して動かざるをえないシーンが多々あります。ひいては自分の身体の不調に気づけなくなってしまうこともありがちです。
不調をなんとかしたいときに指圧を受ける、という使い方はもちろんできます。けれどもそれで調子が戻ったら、また同じような忙しい生活を繰り返すのでは元の木阿弥。明らかな病態になる前に、心身の状態を意識しながらメンテナンスを続けることが肝要かと思います。
指圧は日本発祥のセラピーです。
頭のてっぺんから足の先まで全身を押圧しながら気血の流れを整え、筋骨の硬縮やゆがみを整えます。
思いがけないところに凝りがあったり、左右のバランスが崩れていたりすることに気づかされて驚くことがしばしば。不調の元を意識できれば、身体の自然治癒力が働いて自力で調整をし始めるのではないかと考えています。
なお、「指圧の日」は4月8日です。日本指圧協会が日本記念日協会に記念日として登録しました。「指圧のこころ 母ごころ 押せば命の泉湧く」は浪越徳治郎師の有名な言葉ですが、4月8日生誕の、お釈迦様の慈悲に通ずるということからこの日にしたのだそうです。しかしこの記念日は年に一日しかありません。
指圧は自分の身体に戻る時間。
「きょうは指圧の日」と定めて、指圧を生活習慣の一部として定期的に使っていただくことで健康を維持されることを願ってやみません。
ところで「きょう」とあえて平仮名にしてみたのですが、いかがでしょうか。漢字では「今日」と当てますが、もともと古語では「けふ」と書かれていました。古くは発音もそのようにしていたといいます。「け」は「けさ」と同じように「此(こ)」の転じたもの、「ふ」は「きのふ」というように「日」をあらわすそうです(白川静『字訓』)。
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