命にかかわる危険な頭痛

（『健康カプセル!ゲンキの時間』 3/14 （テレビ朝日）より聞き書き）

頭痛には「一次性頭痛」と「二次性頭痛」がある。

一次性頭痛

一次性頭痛は脳に病変ない。片頭痛や緊張性頭痛がある。

片頭痛は片側がズキンズキンと痛むのが特徴。
緊張性頭痛は筋肉のコリやストレスが原因で、頭全体を締め付けられるような痛みが特徴。

コーヒーは血管を収縮させるので片頭痛にはある程度効果がある。しかし、緊張型頭痛には×。緊張型頭痛は肩こりを伴うことが多い。指圧やストレッチが効く。

鎮痛剤の飲み過ぎで頭痛になることもあるので注意。

片頭痛

三叉神経血管説（血管拡張で痛み＝エストロゲンの関与）
発作時の温熱療法は悪化させる。発作時はアイシングで血流を抑える。
非発作時は疼痛部位に軽めの持続圧迫法
上肢への誘導

緊張性頭痛

頭頚部の筋緊張緩和、血流改善（温める）
肩背部、頸部に軽擦法、圧迫法、揉捏法
ネーゲリー伸頭法
上肢への誘導

（手元の資料より）

ニ次性頭痛

命にかかわる！

① 脳腫瘍による頭痛

症例から。頭痛に加え耳に違和感があった。耳が詰まったまま。エレベーターで耳抜けない感じ。そのうち顔の左だけしびれが出たので受診したところ、CTで脳腫瘍が見つかった。

脳腫瘍で脳圧が亢進し、麻痺や言語障害がでることもある。

朝方に痛い。横になると脳圧が高くなるから。
日をおって痛くなるのは腫瘍が大きくなるから。

② くも膜下出血

原因は動脈瘤破裂。

「警告頭痛」があることも。片頭痛に似た軽い頭痛で数時間から数週間前に見られる。

動脈瘤ができていても気づかないことが多い。

症例から。朝5時に吐き気で起きた。吐き気に伴う頭痛。痛み止めきかない。意識が少しおかしくなる

目が開かなくなることも。目の神経を圧迫してめまいやものが二重に見えることもある。

「突然頭痛」突然バットで殴られたような頭痛。動けない。「雷鳴頭痛」ともいう。

くも膜下出血の原因は高血圧、喫煙、飲酒。

③ 髄膜炎

高熱を伴う頭痛。
首が硬くなる回しにくい前に曲げられない