舌診
昨夜、日本指圧協会の学術部研修会があり、薬膳と舌診について勉強しました。
自分の舌の写真を撮り、半身浴をした後の写真と比べてみました。左側がbefore、右側がafterです。
半身浴は、42度ほどの少し熱めのお湯に足を伸ばして腰までつかり、約10分間、少し汗ばむくらいまで行いました。
beforeと比べてafterの方が全体的にすっきりして、ピンクがかったいい色になったのがおわかりかと思います。
beforeは、比較して見るとよくわかりますが、まず色が少し赤黒い、全体がぼてっとしていて厚みがあります(胖大舌)。そのせいで左右の縁に少し歯の跡(歯根)がついています。
胖大舌は湿が溜まっている、要するに水分代謝が滞っていると言われます。五臓でいうと脾が弱っているということになります。ある先生によると脳内の血流が滞っているということだそうです。(実はこの日、朝9時から6時まで、zoomで講習会を受けて頭がくたびれていました)
舌苔が白いのはいいのですが、真ん中が少し厚くなっているようです。また中央の溝(正中溝)が深く、先端で少し右に曲がっています。これは骨格が歪んでいるのだそうです。
舌の部位によって五臓の状態が反映される見方があります。
中央部(舌中)は脾と胃の状態。左右の縁(舌辺)は肝と胆。先端(舌先)は心と肺。そして根本(舌根)は腎です。
舌中の舌苔が厚いように思えます。脾胃の動きが悪いようです。また、奥なのでよく見えませんが舌根のゴツゴツさも気になります。
それが風呂上りのafterになると、解消されているように見えます。たった10分程度の半身浴ですが、体内の血流が盛んになったせいなのでしょう。足湯も効果がありそうです。これからも舌診をしばらく続けてみようと思いました。
舌診に関して、私の手元にある本を紹介しておきます。