エクササイズ

2023-01-01エクササイズ,一日一読

『横臥へのこだわり』という本があります。浪越指圧の大先輩、小野田茂先生の著書です。その中に「患者さんの自己リハビリ」として記されているエクササイズを紹介します。私自身もやってみましたが、①から④までゆっくりやっても10分程度でやれます。簡単ですのでぜひお試しください。

ページイメージはこちら

「毎日(無理なら隔日)、朝夕1回ずつ、一日に少なくとも2回」は行ってくださいと書かれています。

「志室」とは腰の背中側ウエストライン上にあるツボで押すと痛いところですが、細かい場所よりもここでは手のひらをウエストにピッタリあてて腰を回すぐらいにやってみてください。手のひらで腰が温まって気持ちいいですよ。

「足の両親指に十分力を入れる」というのが案外難しい、というより、足の四指をちゃんと使って歩いているだろうか、と思わせれられました。回数を「お腹から声を出して」数えながらやってみます。「1,2,3…9,10」「1,2,3…9,20」…と続けると、100回などあっという間です。

膝が痛い人は無理に膝を回そうとしてはいけません。足首の方を回すように気を向けてみましょう。

足首は意識して回しておかないと硬くなりやすいところですから(私も硬いので!)、ゆっくり確かめながらやってみます。右回し、左回しでそれぞれ外果(外くるぶし)、内果(内くるぶし)の周りがストレッチされるのを、特に感じながらやってみるといい感じです。ここには大事なツボが集まっています。

これは気功でいう「せいしゅ」(手)に近いもののようです。『気功革命―癒す力を呼び覚ます』盛 鶴延(コスモスライブラリー)などがわかりやすいです。いくつかバリエーションがありますが、これは手軽な上に首肩がすぐ楽になる、とても優れたエクササイズです!テレビを見ながらでもやり続けることができます。(周りの人にはうるさいでしょうが)

呼吸と合わせると効果的。息をフッと吐きながら腕を前に振り上げる。その動きを膝を伸ばして補助してやると体全体が緩みます。また、腕の振りを逆にして、後ろに振るときに息を吐きながら膝を伸ばすこともしてみます。

 

Posted by 清水 俊一