『足の反射療法』
『足の反射療法』(1984年初版)と『足の反射療法教本<実技編>』(1986年初版)という本を買いました。吉本昭治・星野益孝著です。
『足の反射療法』は原題『Reflexzonenarbeit am Fuss』(Hanne Marquardt(ハンネ マルカート) 著)の日本語訳です。下の表紙の写真に見えるように、足の各部位に身体全体の反射領域があるとして、足のマッサージをしながら病気を治療する手技です。著作権に触れるのでページ画像のコピーはできませんが、 たとえば足裏の内側親指の下あたりに胃の反射ゾーンがあり、この部分にコリがあると胃の異常が察知されます。またこのコリをほぐしてやると胃の具合もよくなる、という具合です。
足裏マッサージはよく行われており、足裏に内臓の反射ゾーンがあるのは知られているところですが、「一般的には、器官に対する反射ゾーンは、足底で、また骨や筋肉および神経に対する反射ゾーンは足背にある」といえるそうです。私も施術の際に注意しながら指圧したいと思います。
下の画像は「第11章 反射療法の効果」にあった一節を書写したものです。私たちはなにか体に異常が起きた時にはじめて「病気になった」と言いますが、その原因は意識されないうちに蓄積されていたということです。このあとに「患者が日常の生活や動作が保持できなくなった時に、急性、若しくは慢性の疾病として表現されてくるのです。直ちに損傷、前兆や症状が同時に現れるのは事故の場合のみです」と続きます。なるほど、と思いました。