一周年！

新緑に真っ青な空。今日もいい一日になりそうです。

昨年の5月2日付で清水指圧治療室の開業届を出しました。皆様のおかげで無事に一周年を迎えることができました。どうもありがとうございます。

学ぶことが多い一年間でした。なによりも患者さんに教えていただくことがどれほど大きかったことか身に染みて感じています。

「病気を治す」とか「体を整える」とかいう言葉がいかに思いあがった考えなのか実感しました。どなたの身体にも「ひとりで治るちから」（自然治癒力）があり、私たち医療者はその手助けをするだけに過ぎないということに付きます。

たとえば、指圧をしていてその患者さんのツボに入ったとき、思わずこぼれる声やため息が治るポイントを教えてくれました。また、コリに指を当ててじっと待っていると、少しずつコリがほぐれてきたり、息を吐く瞬間にフッと柔らかくなる瞬間がありました。そういうときには患者さんもほぐれたのが体感でき、「今緩みましたね」と声をかけると患者さんも「はい」と言ってくれます。身体感覚についてのこういう共感がなにより楽しいものでした。

指圧の勉強会では「手指の力を今の30倍抜け」と言われます。力が入っていては手指の感覚が磨けないということです。たしかに、学生の頃からいかに圧を入れるかと考えてつい力をこめて押していたと思います。手指どころか体中ちからをこめて押し込んでいたように思います。

さすがに今はそんなことはありませんが、それにしても「力を入れずにどうやって圧を入れるか」が、今の、そしてこれからの大きな課題の一つになっています。

これからも皆様のお役に立てるように精進していきますので、今後とも「きょうは指圧の日　清水指圧治療室」をお引き立てください。